広島城 広島城
広島城
広島県広島市にある「広島城」は、「毛利輝元」(もうりてるもと)によって築かれた平城です。別名「鯉城」(りじょう)。「関ヶ原の戦い」で西軍が敗れた結果、輝元が転封となると、「福島正則」(ふくしままさのり)が城主となり、正則が改易となったあとは、「浅野長晟」(あさのながあきら)をはじめとした浅野氏が藩主として藩政の拠点としました。
築城以来、広島の歴史の中心的な役割を果たしてきた広島城は、2006年(平成18年)に、「日本100名城」に選定されています。
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広島城の歴史

広島県広島市にある「広島城」の歴史について、ご紹介します。

広島城のあゆみ

毛利輝元_2

毛利輝元

広島城の築城が始まったのは1589年(天正17年)でした。

のちに「五大老」のひとりとなる「毛利輝元」が、中国地方一帯を統治する拠点として「太田川」河口域の三角州を城地に選定。

堀と石垣によって守備を固め、城主の権力の象徴である豪壮な「天守」(天守閣)を中心に据えた近世城郭(きんせいじょうかく)の建築が構想されたのです。

こうして始まった大規模な建築工事は、1599年(慶長4年)に落成したという記録が残っています。完成した広島城の周囲には、家臣や町人たちが居住するなど、それまで「五ヶ」(ごか)と呼ばれていた地は、城下町「広島」として発展していきました。

1600年(慶長5年)の「関ヶ原の戦い」で西軍の総大将を務めた毛利輝元は、敗戦によって「周防・長門」(すおう・ながと:現在の山口県)へと転封。代わって「福島正則」が入城します。

もっとも福島正則は、幕府に無断で広島城の普請(ふしん:土木建築工事)を行なったことが「武家諸法度」(ぶけしょはっと)に抵触するとして改易。代わって入城したのが、紀伊和歌山城主「浅野長晟」でした。以後、江戸時代を通じて浅野氏が広島藩主として、広島城を拠点に領国運営を行なうことになります。

明治時代においても、広島城は広島の中心であり続けました。1871年(明治4年)、「廃藩置県」によって「広島県」が成立すると、本丸に県庁を設置。「日清戦争」の際には「大本営」が置かれました。

その後の広島城は、広島の都市化と共に少しずつ姿を変えていきましたが、1945年(昭和20年)8月6日の原爆投下により、堀や石垣を残して建物はすべて失われます。

1958年(昭和33年)3月、天守が鉄筋コンクリート造で復元され、「広島復興大博覧会」終了後に「広島城郷土館」として開館。1989年(平成元年)のリニューアルを経て武家文化を中心とした歴史資料を専門に扱う博物館「広島城」としてオープンし、現在に至ります。

原爆によって焼失した天守以外の建造物の一部についても、1994年(平成6年)までに木造で復元されました。

広島城由縁の刀剣・甲冑

広島城は現在、5層構造となっており、第1層では広島城の構造や、広島藩の成立からの歴史を展示すると共に、甲冑や「陣羽織」(じんばおり)などの着用体験コーナーが設けられています。

第2層では広島の城下町における生活について展示。第3層では広島ゆかりの日本刀や甲冑の展示が行なわれています。

そして第4層ではテーマを設定しての企画展示が開催され、展望室となっている第5層からは、「原爆ドーム」など広島市内を一望でき、天気が良ければ「宮島」を望むことも可能です。

広島城には、数多くの日本刀が収蔵・展示されています。

代表的な作では、南北朝時代に制作された「刀 無銘 伝左文字」(かたな むめい でんさもんじ)や、同じく南北朝時代に制作された「刀 無銘 伝兼長」(かたな むめい でんかねなが)、戦国時代に制作された「短刀 銘 村正」(たんとう めい むらまさ)。

さらに、2代城主・福島正則が所用していたものの、黒田家の家臣「母里友信」(もりとものぶ)に「呑み取られた」という逸話が残る名槍「日本号」を、広島在住の「無鑑査刀匠」三上貞直(みかみさだなお)氏が写した1振も収蔵・展示されています。

日本刀の展示は、入替えを行なっている場合があります。

甲冑(鎧兜)写真/画像甲冑(鎧兜)写真/画像
甲冑(鎧兜)の名前や種類など、歴史的に価値の高い甲冑(鎧兜)を検索することができます。

広島城写真一覧

広島城
広島県広島市内に広島城があります。
広島城の表御門より入城ができます。
広島城の表御門より入城ができます。
広島城 案内看板
敷地内に広島城の案内マップがあります。
広島城二の丸城跡の説明看板があります。
広島城二の丸城跡の説明看板があります。
広島城内にある石碑です。
広島城内にある石碑です。
広島城の天守閣から見ることのできる景色です。
広島城の天守閣から見ることのできる景色…
城内展示物
広島城内には広島の歴史を学べる展示物が…
レンタル自転車
広島市内で利用できるレンタル自転車が設…
広島県広島市内に広島城があります。
広島城の表御門より入城ができます。
敷地内に広島城の案内マップがあります。
広島城二の丸城跡の説明看板があります。
広島城内にある石碑です。
広島城の天守閣から見ることのできる景色で…
広島城内には広島の歴史を学べる展示物が多…
広島市内で利用できるレンタル自転車が設置…

広島城の
主な収蔵作品

広島城の収蔵作品をご紹介します。
※展示内容は時期によって異なります。

刀 在銘藝州住出雲大掾正光 慶応二年寅八月日

※この写真は広島城様からご提供いただいております。

  • 鑑定区分
  • 時代
    江戸時代
  • 制作国
    安芸国
  • 刀工
    石橋正光

紺糸素掛威二枚胴具足畳兜付

※この写真は広島城様からご提供いただいております。

広島城のアクセス

広島城
広島城
広島城
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広島城の施設情報

広島城の施設情報です。「この施設の詳細を見る」ボタンからより詳しい投稿情報をご確認いただけます。

所在地 〒730-0011
広島県広島市中区基町21-1
電話番号 082-221-7512
交通アクセス 「城北駅」下車 徒歩4分
直線距離で算出しておりますので、実際の所要時間と異なる場合がございます。

交通アクセス情報を見る

営業時間 3月1日~11月30日の期間  9~18時まで
(入館は17時30分まで)
12月1日~2月末日の期間  9~17時まで
(入館は16時30分まで)
休館日 12月29日~31日 臨時休館あり
駐車場 無し
入場料 一般 370円(280円)
シニア・老人・高校生 180円(100円)
中学生以下 無料
()内は30名以上の団体料金です。
公式サイト http://www.rijo-castle.jp/RIJO_HP/

「広島城」
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こちらのページでは、広島県広島市にある「広島城」についてご紹介しています。
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