和歌や歴史書などを好み、博識。上品でおっとりとしており、控えめな性格なので、性格が対照的に明るい「梅原 芳乃」に最初はびっくりするが、徐々に馴染んでいく。
幼少時代、体が弱く、なかなか外に出ることができなかった。そのため、歴史書や文学作品を多く読んだことで博識となる。人見知りであるが、そんな自分を変えたいと思っていたときに「歴史の神」に出会い、「遣使」(けんし)の命を受けた。「遣使」となって、「北泉 八重」や「梅原 芳乃」の元気さや陽気さに最初こそ驚いたが、自分にはないふたりのフットワークの軽さに憧れや尊敬の念を抱く。
闇を断ち切る浄化の型
室町幕府の将軍は守護大名の連合の上に成り立っており、その権力は弱いものだった。こうした不安定な情勢に加え、有力大名の山名氏に『闇の者』が取り憑いていることで社会不安が増大。時の将軍、足利義満に仕える遣使(けんし)達は、合戦を防ぐために山名氏の説得に向かうのだった。