帽子(ぼうし)
帽子(ぼうし)
鋒/切先部分のほぼ全体が刃文(はもん)で占められているのを「一枚帽子[いちまいぼうし]」と呼ぶ。また、帽子が、上から刷毛・筆で掃いたように最先端に向って変化する様を「掃きかけ[る]」と呼ぶ。
したがって、「[帽子が]焼深く一枚風になり、さかんに掃きかける」([ぼうしが]やきふかくいちまいふうになり、さかんにはきかける)とは、鋒/切先部分が、完全な一枚帽子とまではいかなくても、多くの部分が焼き刃で占められて(焼深く一枚風)、刷毛・筆で掃いたような変化が激しく明瞭(さかんに掃きかける)であるということ。