新潟県西蒲原郡弥彦村にある「彌彦神社宝物殿」は、古(いにしえ)から越後一宮(越後一帯で最も格の高い神社)として信仰を集めてきた「彌彦神社」境内にある、神社所蔵の宝物を集めた宝物殿です。1階には郷土出身の著名作家の現代美術品があり、2階には主に刀剣類が展示されています。中でも目を引くのが国指定の重要文化財「志田大太刀」(しだのおおたち)。「備前長船派」の刀工「家盛」の作であるこの太刀は、1415年(応永22年)に越後国古志郡夏戸の「志田三郎定重」によって奉納されました。刃長は約2.2m。重要文化財の「湾刀」(まがりがたな)としては、日本一の長さになります。
詳細情報を見る