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当具足は備前岡山藩第六代藩主・左近衛少将池田斉政所用の鎧です。
近世池田家は織田家の重臣であった池田恒興が祖となります。
池田家は徳川将軍家とも強く繋がり、鳥取三十二万五千石と分家を認められ、二家が池田家になっています。当鎧の兜は鍬形と龍の前立が燦然と輝く六十二間筋兜です。色々縅の華やぎと相まって、武士の美学と威厳を絶妙なバランスで表現した逸品です。
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