• 特別貴重資料
  • 江戸時代 末期

てつさびじよんけんすじかぶと つけたり てつさびじれっせいぼお

鉄錆地四間筋兜 付 鉄錆地烈勢頬/ホームメイト

鉄錆地四間筋兜 付 鉄錆地烈勢頬

は、鍛えの良い4枚の鉄板を矧(は)ぎ合わせて制作されています。兜鉢裏の後正中板(うしろしょうちゅういた)には、「万延元庚申年八月吉日・岩井安董作」の銘。吹返には、「四つ松皮菱紋」が据えられ、(しころ)は、黒漆を塗って上部を波形にした鉄板(板物)を5段、紺糸で素懸縅(すがけおどし)にしています。

前立には、立体的に作り込まれた「蓑亀」(みのがめ:甲羅に藻が生えた亀。長寿の象徴)。面頬(面具)も兜鉢と同様に、重量感のある鉄錆地で制作され、顎下には「岩井安董作」の銘が切られています。

「岩井安董」(いわいやすしげ)が属していた「岩井派」は、奈良に起源を持つ甲冑師集団。同じく奈良で起こった「春田派」と並んで古い歴史を有する一派として知られています。なかでも、「岩井与左衛門」(いわいよざえもん)が「関ヶ原の戦い」を前に、「徳川家康」の夢に出てきた「大黒天」を象った甲冑(鎧兜)を制作した逸話は有名です。

本兜の作者・岩井安董は、美濃(現在の岐阜県)や江戸(現在の東京都)などで活動していたと言われています。

甲冑詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
特別貴重資料
推定制作時代 推定制作
時代
江戸時代 末期
甲冑種別 甲冑種別
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔東建コーポレーション〕
展示施設 展示施設
-

刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「甲冑(鎧兜)写真」の詳細ページです。
こちらでは、「鉄錆地四間筋兜 付 鉄錆地烈勢頬」についてご紹介。
甲冑(鎧兜)の特徴の他にも、制作された時代や代表的な所蔵・伝来といった詳細情報、写真・動画もご覧いただけます。あなたが知らない情報は手に入れられましたか?他にも気になる甲冑(鎧兜)がありましたら、「甲冑(鎧兜)写真」をご活用ください。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

もっと見る▼
注目ワード
注目ワード