本甲冑(鎧兜)は神谷家の所蔵した甲冑(鎧兜)です。
兜は共鉄(ともがね:同じ成分組成の金属)の覆輪(ふくりん)と桧垣(ひがき:鉢の裾の周縁を飾る金物)を巡らせた鉄錆地三十二間座星兜(てつさびじさんじゅうにけんざぼしかぶと)で「相州住明珍」(そうしゅうじゅうみょうちん)と銘が入っています。胴はどっしりと大ぶりで風格を漂わせています。
十六葉菊の家紋を随所に配したこの甲冑(鎧兜)は天照皇大神宮神札(てんしょうこうだいじんぐうおふだ)の前立が非常に目を引きます。
てつくろうるしぬりこんいとすがけおどしおけがわりょうひきあわせどうぐそく
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