人々を魅了する武具は、日本刀や甲冑(鎧兜)だけではありません。1543年(天文12年)に種子島に伝わった火縄銃や、一般的な火縄銃より小ぶりな短銃なども同様に、その美しさが評価されています。「火縄銃・短銃・大筒・和製西洋式銃・輸入古式西洋銃写真」では、火縄銃をはじめとする銃を写真付きでご紹介。写真は拡大できるので、細かい部分までじっくりとご覧いただけます。
一口に火縄銃や大筒と言っても、生産地や流派によって特徴が異なる点は、日本刀にも通じるところ。なかには松や桜の装飾が施された、華やかな火縄銃もあります。武具としての価値だけでなく、芸術的価値も持つ「火縄銃・短銃・大筒・和製西洋式銃・輸入古式西洋銃写真」をぜひご覧ください。

火縄銃の解説イラスト

火縄銃の解説イラスト

火縄銃とは、銃口から弾丸と火薬を詰め、火縄に点火することで発砲する形式の銃砲です。

通説では、1543年(天文12年)に種子島へ鉄砲がもたらされたとされます。それから1年ほどで国産化に成功し、近江国友(現在の滋賀県長浜市)や堺(現在の大阪府堺市)などの鉄砲鍛冶町が各地で成長しました。

火縄銃は、弓矢刀剣と違って戦闘経験のない者でも比較的容易に扱える武器。そのため、合戦では大勢の足軽に火縄銃が与えられ、戦国時代の日本には50万挺にものぼる鉄砲が存在したと言われます。

江戸時代には戦いが減り、火縄銃の技術革新や改良が起こらなくなりましたが、幕末になると西洋式銃の流入を受けて銃火器の需要が高まり、火縄銃にも西洋式の改造が施されました。

火縄銃の解説写真

からくり部の解説写真

掲載数掲載予定数
火縄銃50 挺67 挺
短銃6 挺8 挺
大筒9 挺9 挺
和製西洋式銃10 挺11 挺
輸入古式西洋銃32 挺35 挺
総数107 挺130 挺

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火縄銃

日本刀のように生産地や流派によって、異なる特徴を持つ火縄銃。豪華絢爛な火縄銃や、実戦向きの火縄銃など、個性豊かな火縄銃を一覧にしました。画像をクリックすると、火縄銃の詳細情報をご覧頂けます。

短銃

一般的な火縄銃のサイズよりも小型である短銃を一覧にしました。短銃は両手で扱う一般的な火縄銃とは違い、片手で扱うことが可能です。画像をクリックすると、短銃の詳細情報をご覧頂けます。

大筒(おおづつ)

戦国時代から江戸時代にかけて使用された、大型火縄銃・大筒の一覧です。画像をクリックすると、大筒の詳細情報をご覧頂けます。

和製西洋式銃

火縄銃のあとに作られるようになった和製西洋式銃の一覧です。画像をクリックすると、詳細情報をご覧頂けます。

輸入古式西洋銃

エンフィールドスナイドル銃やスティーブンス銃(オランダ製ミニエー銃)といった輸入古式西洋銃を一覧にしました。どれもかっこいい銃ばかりです。
気になる輸入古式西洋銃を選択すると、拡大可能な写真と詳細情報がご覧頂けます。

火縄銃の基礎知識

刀剣に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「火縄銃・短銃・大筒・和製西洋式銃写真」ページです。
戦にて刀剣・日本刀に並ぶ活躍を見せた火縄銃や短銃、大筒を一覧にてご覧いただけます。火縄銃は生産が盛んな地や、高い技術力を持つ地域が存在するなど、刀剣・日本刀にも通じるような特徴があるところも魅力のひとつです。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

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