火縄式銃砲

ひなわじゅう せっしゅうじゅうつたやきはちろうさく 火縄銃 摂州住蔦谷喜八郎作/ホームメイト

火縄銃 摂州住蔦谷喜八郎作

火縄銃を制作した「蔦谷喜八郎」(つたやきはちろう)は、その銘からも分かる通り、摂州堺(現在の大阪府堺市)で活躍した鉄砲鍛冶です。堺は、1543年(天文12年)にポルトガルから鹿児島の種子島へ鉄砲が伝来して以降、日本における火縄銃の主要生産地となった地域。同地の鉄砲鍛冶が手掛けた火縄銃は「堺筒」(さかいづつ)と呼ばれ、細めの銃身と華やかな装飾が大きな特徴です。

本火縄銃の銃身は八角形で、銃床部分に嵌め込まれた飾り金具は、真鍮板(しんちゅうばん)で作られています。また、「先目当」(さきめあて:銃身の前端側に設置された照準装置)は三角形で、「元目当」(もとめあて:銃身の手前側にある照準装置。別名[前目当])は片袖の筋入りとなっており、その様々な部位において堺筒の特色が見られる逸品です。

火縄銃 摂州住蔦谷喜八郎作の写真

※画像はクリックすると、
拡大してご覧いただけます。

美術品の詳細情報

種 別 火縄式銃砲 全長(cm) 127.2
銃身長(cm) 97.5 口径(cm) 1.05
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

刀剣に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「火縄銃・短銃・大筒・和製西洋式銃・輸入古式西洋銃写真」の「火縄銃 摂州住蔦谷喜八郎作」のページです。
武具としての価値だけでなく、装飾が施され芸術品としての価値も持つ火縄銃の解説はもちろん、詳細情報についてもご確認いただけます。
他にも、貴重な火縄銃を様々な角度からじっくり観ることができる写真も多数掲載。刀剣・日本刀と同様に、戦闘における武器である火縄銃が持つ美術工芸品としての魅力に触れてみてください。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

もっと見る▼
注目ワード
注目ワード