火縄式銃砲
ひなわしきじゅうほう むめい(とくさしんちゅうぞうがんひなわじゅう) 火縄式銃砲 無銘(木賊真鍮象嵌火縄銃)/ホームメイト
銃身に木賊(とくさ:トクサ科常葉シダ)の植物が真鍮(合金)で描かれているのが特徴です。木賊は観葉植物として人気があり、茎を煮て乾燥した物は木材を研磨する際にも重宝されました。 本火縄銃は、備前筒(びぜんづつ)。鉄製の外カラクリ(外に松葉バネがあるタイプ)で用心鉄(引き金の安全装置)がなく、銃口がつぼみ型、黒っぽい銃床の色が特徴です。
旧式銃で、後装式に比べれば操作性は良くありませんが、洋式銃に引けを取らない、高い命中精度を誇りました。