輸入古式西洋銃
ばーんさいどM1864きへいじゅう バーンサイドM1864騎兵銃/ホームメイト
「バーンサイド騎兵銃」は、1861年(万延2年/文久元年)にアメリカで勃発した「南北戦争」において、北軍の将軍を務めていた「アンブローズ・バーンサイド」が開発した騎兵用の小銃です。
南北戦争が終わる直前、北軍の軍備に採用されたバーンサイド騎兵銃は、弾薬を手元から装填する「後装式」(こうそうしき)の単発銃ですが、真鍮(しんちゅう)で作られた大口径のカートリッジ(弾薬筒)を用いることで、後装銃特有の発射ガス漏れを軽減しています。
本鉄砲は、「トリガー」(引き金)が不用意に動いて発砲するのを防ぐ「トリガーガード」(用心金[ようじんがね])自体を、操作レバーとして用いることが特徴のひとつ。このトリガーガードに合わせて、半円形の「ロックリリースレバー」が設けられていることで確実な操作性も備えられているのです。
バーンサイド騎兵銃は特殊な構造ではありましたが、操作についてはそれほど難しくはなかったため、幕末期には日本国内にも輸入され、一定数が使用されていたと考えられています。