武将や戦国時代・江戸時代にまつわる美術品は、刀剣だけではありません。兜の代わりとしてかぶる他、武士が外出する際に着用するなど、様々な用途に使われていた「陣笠」や、西洋式兵学の影響を受けて作られた「とんきょ帽」も美術品としての価値を持っています。また、戦国武将達が自らの威厳を戦場で知らしめるために、豪華な装飾を施した「陣羽織」、そして江戸時代の火災における、火消や武家の服装「火事装束」も、現代では美術品です。なお、「陣笠」と「とんきょ帽」には革製や金属製などがあり、上級武士が軍役の際に用いるために装飾や定紋が施されることもありました。
こちらでは、芸術的価値を持つ陣笠、とんきょ帽、陣羽織、火事装束の写真・画像を解説とともにお楽しみいただけます。
甲冑(鎧兜)イラスト集 甲冑(鎧兜)イラスト集
有名武将に縁のある甲冑や、様々な時代の甲冑・兜のイラストをご覧いただけます。

陣笠・陣羽織の解説イラスト

陣笠陣羽織はいずれも武士たちが着用した防具の一種です。
陣笠は元々、足軽たちが使用した簡素な防具でした。江戸時代になると武士達が公用外出時に陣笠を着用し、身分や家格を示すための道具として、美術的な意匠や素材が使用されるように。

陣羽織は、安土桃山時代以降、戦国武将達が甲冑の上から着るようになった丈の短い着物です。甲冑を雨や寒風から守る防寒具として重宝されていました。武将達は、陣羽織の背面に家紋や絵の刺繍を施すと共に、柄物の生地を使用することで、自らの財力やカリスマ性をも示したのです。

陣笠・陣羽織の解説イラスト

陣笠掲載数66
(掲載予定数 :67 蓋)
とんきょ帽掲載数4
(掲載予定数 : 蓋)
陣羽織掲載数34
(掲載予定数 :26 点)
火事装束掲載数7
(掲載予定数 :6 点)

陣笠

足軽から上級の武士まで、様々な身分の人に使われ、用途に合わせた装飾が施されている陣笠の一覧です。画像をクリックすると、陣笠の詳細情報をご覧頂けます。

とんきょ帽

幕末において、西洋の歩兵や騎兵が使用する帽子を参考にして誕生した「とんきょ帽」。
陣笠の進化形とも言える「とんきょ帽」の詳細情報をご覧頂けます。

陣羽織

武将達が、自分の威厳を敵味方に示すために、豪華な装飾が施される「陣羽織」。陣中の武士が使ったことから、この呼び名が定着しました。そんな「陣羽織」の詳細情報をご覧頂けます。

火事装束

江戸時代に火災が起きた際、火消や武家が来ていた「火事装束」です。羽織や袴などで構成されていました。創作における「忠臣蔵」にも登場します。

刀剣に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「陣笠・陣羽織・火事装束写真」のページです。
幅広い身分の人に使われた「陣笠」や、欧州の兵士が使用した帽子を参考に制作された「とんきょ帽」、武将が大胆な装飾を駆使して自らの威厳を示した「陣羽織」、火災が生じた際における火消や武家の服装「火事装束」の写真・画像を解説とともにご覧いただけます。
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