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小柄
江戸時代 中期
本小柄は、松林と月があしらわれています。
地金(じがね)は赤銅(しゃくどう:銅に金を加えた合金)、魚々子地(ななこじ:刃の先が小円の鏨[たがね]を用いて、金属の表面に魚の卵のような細かい粒を一面に打ち込む技法)。
荒波は四分一(しぶいち:銅と銀の合金で、金を混ぜることもある)、月は銀、松林は赤銅に金色絵が用いられた華やかな作です。
作者は未詳ですが、室町時代から始まる金工家である後藤家の傍系の作と考えられます。
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