本刀は、大磨上(おおすりあげ)無銘で、畠田真守(はたけださねもり)作と極められた刀です。芸州(げいしゅう:現在の広島県)吉川家(きっかわけ)伝来の刀であることから、「吉川真守」と命名された刀…
- 鑑定区分
- 重要美術品
- 時代
- 鎌倉時代(古刀)
- 制作国
- 備前伝
- 刀工
- 畠田真守
重要美術品は、文化財保護法施行以前、旧「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」に基づき日本政府(文部大臣)が、日本国外への古美術品の流出防止を主目的として認定した有形文化財を指します。
皇室にゆかりの深い品々で、皇室の私有品になっている刀剣。宮内庁の管轄であるため、文化庁の指定区分である国宝などの対象にならない。
本短刀は、鎌倉時代末期の1300年(正安2年)に、備前国の福岡(現在の岡山県瀬戸内市長船町福岡)で活動した「長則」(ながのり)による作品です。鉱業や機械工業分野で勢力を振るった古河財閥に伝来…
本短刀は、大和御所藩(やまとごせはん)・初代藩主となった「桑山元晴」(くわやまもとはる)が、江州大津(現在の滋賀県大津市)で買い求めたとされる愛刀です。そのため、別名を「桑山當麻」とも言いま…
本短刀は、幕末時代の庄内藩主「酒井家」に仕えた「菅実秀」(すげさねひで)が、酒井家から拝領したと言われる短刀。「菅氏」は、「菅原道真」の子孫と言われており、菅実秀は「西郷隆盛」とも縁がある人…