• 重要美術品
  • 室町時代 後期

かたな めい びぜんこくじゅうおさふねただみつ えんとくさんねんにがつひ

刀 銘 備前国住長船忠光 延徳三年二月日 /ホームメイト

刀 銘 備前国住長船忠光 延徳三年二月日

本刀は、宇和島藩(うわじまはん:現在の愛媛県宇和島市)藩主・伊達家に伝来した1振で、付属の江戸時代末期の物です。

「忠光」は、「勝光」(かつみつ)や「宗光」(むねみつ)と共に、室町時代後期の備前国(びぜんのくに:現在の岡山県南東部)で作刀した「末備前」(すえびぜん)を代表する名工。

忠光系と言えば、末備前のなかでも直刃(すぐは)の名手として名高いですが、本刀は、匂口(においぐち)のえる乱刃(みだれば)の出来映えとなっていることが特徴。さらに表裏には、見事な刀身彫刻(とうしんちょうこく)が施されています。

「延徳三年」(1491年)の年紀銘があることから、忠光系の中でも、文明年間(1469~1487年)から明応年間(1492~1501年)頃にかけて作刀していたと見られる7代目「彦兵衛尉忠光」(ひこべえのじょうただみつ)の作だと考えられています。

また、「備山」(びざん)のでも知られる刀剣愛好家「岡野多郎松」(おかのたろまつ)氏は、その刃文から連想し、本刀に「走雲」(そううん)という号を命名しました。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
重要美術品
時代 時代
室町時代 後期
刀剣種別 刀剣種別
打刀
銘
備前国住
長船忠光
延徳三年二月日
刀工 刀工
忠光
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
備前伝(備前国/岡山県)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
宇和島藩・伊達家 →
刀剣ワールド財団

〔 東建コーポレーション 〕
展示場所 展示場所
長さ 長さ
(cm)
62.4
反り 反り
(cm)
2.3

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