• 特別重要刀剣
  • 南北朝時代

かたな むめい なかじまらい

刀 無銘 中島来 /ホームメイト

刀 無銘 中島来

制作者の「来国長」(らいくになが)は、「来国俊」(らいくにとし)の門人であり、のちに摂津国(せっつこく:現在の大阪府北中部と兵庫県南東部)の中島に移り住んで作刀したことから「中島来」と呼ばれています。

本刀は、身幅が広くやや浅い反りがあり、地鉄(じがね)の板目肌には木目や流れ肌が交じり、(にえ)の付き方は厚めです。直刃(すぐは)基調の刃文には、互の目(ぐのめ)や小互の目が交じり、(よう)が入り、金筋砂流しがかかるなど、刃中の働きが多く、来派の特色がよく表現されています。

1724年(享保9年)に「本阿弥光勇」(ほんあみこうゆう)が記した折紙と、古が付属し、「徳川実紀 元文二年五月二十八日条」に、本刀が関連すると思われる記載があると伝わります。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
特別重要刀剣
時代 時代
南北朝時代
刀剣種別 刀剣種別
打刀
銘
刀工 刀工
中島来
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
その他(摂津国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
展示場所 展示場所
長さ 長さ
(cm)
71.4
反り 反り
(cm)
2

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