• 特別重要刀剣
  • 江戸時代 初期

かたな めい つだえちぜんのかみすけひろ いのうえしんかい

刀 銘 津田越前守助広 井上真改 /ホームメイト

刀 銘 津田越前守助広 井上真改

本刀は、大坂新刀の双璧と称されていた「津田越前守助広」(つだえちぜんのかみすけひろ)と、「井上真改」による合作刀です。

助広39歳、真改45歳の頃に作られ、助広が召し抱えられていた青山家に伝来。その後、江戸時代中期~後期の武士であり、刀剣研究家「鎌田魚妙」(かまたなたえ)が有するところとなりました。魚妙の著書「新刀弁疑」(しんとうべんぎ)において本刀の完成度が称賛されて以来、世に広く知られている名刀です。

本刀の作柄は、小板目肌がよく詰んだ鍛えに、細かい地沸が厚く付き、刃文は、大互の目乱れに小湾れ(のたれ)が交じり、助広が創始した濤瀾風(とうらんふう)となっています。深く、総じて砂流しがかかり、鑢目大筋違化粧が付くなど、助広の特色がよく示されていることから、合作の際には助広が主導であったことが窺えるのです。助広と真改の合作は極めて珍しく、当時の大坂の状況や2人の関係性を研究するための資料としても、大変貴重な1振だと言えます。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
特別重要刀剣
時代 時代
江戸時代 初期
刀剣種別 刀剣種別
打刀
銘
津田越前守助広 延宝三年二月日 井上真改
延宝三年二月日
刀工 刀工
津田越前守助広 井上真改
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
その他(摂津国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
大坂城代青山家 →
鎌田魚妙 →
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
展示場所 展示場所
長さ 長さ
(cm)
72.6
反り 反り
(cm)
1.8

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