• 特別重要刀剣
  • 南北朝時代

かたな むめい さだむね

刀 無銘 貞宗 /ホームメイト

刀 無銘 貞宗

本刀は、「島津家」から徳川将軍家に献上されたあと、将軍家から尾張徳川家が拝領。その後、尾張徳川本家から「尾張藩」17代藩主「徳川慶勝」(とくがわよしかつ)の11男「義恕」(よしくみ)に譲渡されたと伝えられる1振です。

貞宗は、相州伝を完成させた名匠「正宗」の門弟のひとりであると共に、同伝の代表的な刀匠と評されています。その作風は、正宗の物をよく受け継いでいますが、正宗よりも穏やかなおっとりとした湾れ乱れ(のたれみだれ)を基本とする乱れ刃が特徴的。そのほとんどが、南北朝時代に流行した相州伝の草分けになった物です。

本刀では、地刃共に(にえ)が厚く付き、また、穏やかな湾れ調の刃文の中に金筋地景の働きが豊富に見られます。同工の特色をよく示す典型作であり、落ち着いた品位と威厳が感じられる名作です。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
特別重要刀剣
時代 時代
南北朝時代
刀剣種別 刀剣種別
打刀
銘
刀工 刀工
貞宗
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
相州伝(相模国/神奈川県)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
尾張徳川家伝来→
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
展示場所 展示場所
長さ 長さ
(cm)
68.5
反り 反り
(cm)
1.2

刀剣に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「刀剣名刀図鑑」から「刀 無銘 貞宗」の詳細ページです。
「刀 無銘 貞宗」にまつわる逸話や解説、イラストだけでなく、鑑定区分や作刀された時代、代表的な所有者や展示されている施設などをご覧いただけます。
数ある日本刀の中でも「名刀」として現代まで伝えられてきた「刀 無銘 貞宗」の姿を、「刀剣名刀図鑑」でお楽しみください。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

もっと見る▼
注目ワード
注目ワード