本刀は、備前岡山藩(現在の岡山県)31万石の筆頭家老「伊木長門守忠澄」(いぎながとのかみただすみ)の愛刀であり、本刀と忠澄が共に写った写真も現存しています。忠澄は、岡山県虫明(むしあげ)に3…
- 鑑定区分
- 特別重要刀剣
- 時代
- 江戸時代 初期(慶長新刀)
- 制作国
- 相州伝
- 刀工
- 堀川国広
特別重要刀剣は、日本美術刀剣保存協会による鑑定で、重要刀剣のうち、特に優れており、保存状態も良いと認定された刀を指します。
皇室にゆかりの深い品々で、皇室の私有品になっている刀剣。宮内庁の管轄であるため、文化庁の指定区分である国宝などの対象にならない。
「刀 銘 肥前国唐津住河内守源本行作」を作刀した本行(もとゆき)は、豊後国(ぶんごのくに:現在の大分県)の出身で、初銘を「行春」、のちに「行平」(ゆきひら)と改め、紀新大夫行平(きしんだゆう…
本太刀は、鎬(しのぎ)高く鎬幅広い体配で、打除け(うちのけ)、ほつれ、喰違刃(くいちがいば)が交じる細直刃(ほそすぐは)と、板目(いため)が流れる地鉄(じがね)に、大和伝の特色が顕著に現われ…
「北条時頼」(ほうじょうときより)は、全国の刀匠の作を見て、22刀匠の作刀を評定(様々な評価を総合して最終的に定めた値踏み)しました。そのときに選ばれた日本刀は、室町時代の「往昔抄」(おうじ…
本太刀は、「豊臣秀吉」の実弟「豊臣秀長」の愛刀であった「吉岡一文字」在銘の貴重な名刀です。秀長は、大和(現在の奈良県)、紀伊(現在の和歌山県)、和泉(現在の大阪府)の3ヵ国、110万石を領し…
久宗は、鎌倉時代中期に備前国(現在の岡山県南東部)で興った「福岡一文字」(ふくおかいちもんじ)の祖と伝えられている「則宗」の孫にあたります。福岡一文字の中でも、さらに時代をさかのぼった鎌倉時…