本太刀は、鎌倉幕府6代将軍「宗尊親王」(むねたかしんのう)が、異母弟の「後深草天皇」(ごふかくさてんのう)から征夷大将軍の宣下を受けたときに御下賜されたと伝えられる1振です。鎌倉幕府は「源頼…
- 鑑定区分
- 特別重要刀剣
- 時代
- 鎌倉時代 初期(古刀)
- 制作国
- その他
- 刀工
- 正恒
特別重要刀剣は、日本美術刀剣保存協会による鑑定で、重要刀剣のうち、特に優れており、保存状態も良いと認定された刀を指します。
皇室にゆかりの深い品々で、皇室の私有品になっている刀剣。宮内庁の管轄であるため、文化庁の指定区分である国宝などの対象にならない。
守家は、備前長船と小川ひとつ隔てた隣接地の畠田に在住し、畠田一派を樹立した、事実上の祖となった名工。守家の名には、「家を守る」というおめでたい意味があるため、徳川将軍家のお世継ぎが誕生された…
吉用(よしもち)は、福岡一文字派・助房(すけふさ)系統に属し、鎌倉時代中期に活躍した刀工です。出自は吉岡一文字派の祖である助吉(すけよし)の子、もしくは古一文字派・重久(しげひさ)の子など諸…
本太刀は、「大和国千手院派」の刀工「為近」(ためちか)の作品です。「千手院派」は、平安時代後期から、若草山(奈良県奈良市)の麓に在住した刀工一派を指し、この地に「千手観音」を安置する「千手堂…
本日本刀は、江戸幕府13代将軍「徳川家定」(とくがわいえさだ)が佩用(はいよう:身に帯びて用いること)していたと言われる太刀。1855年(安政2年)に、武蔵国(現在の東京都、埼玉県、神奈川県…
奈良にある若草山の西山麓に、千手観音をまつる「千手堂」があり、この地に存在していた刀工群が、千手院派と呼ばれています。同派は、大和五派の中では発祥がもっとも古く、本太刀は鎌倉時代後期の作と思…
「清綱」は、鎌倉時代に興り室町時代末期まで繁栄を続けた、周防国(すおうのくに:現在の山口県東部)の一門「二王(におう)」派の事実上の祖と伝わる名匠です。「大和鍛冶」(やまとかじ)系の一派で、…