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  • 江戸時代 後期

かたな めい みなもとまさお ぶんきゅうさんねんはちがつひ

刀 銘 源正雄 文久三年八月日 /ホームメイト

刀 銘 源正雄 文久三年八月日

「源正雄」は「美濃国」(みののくに:現在の岐阜県南部)の生まれで、本名を「鈴木次郎」(すずきじろう)と称しました。江戸に移って下谷御徒町(したやおかちまち:現在の東京都台東区上野)に住し、新々刀期の刀工の中でも群を抜いた腕前であった「源清麿」(みなもとのきよまろ)に師事した良工です。

1857年(安政4年)、江戸幕府が箱館(はこだて:現在の北海道函館市)での「五稜郭」(ごりょうかく)の築城、同じく箱館・亀田郡尻岸内村(かめだぐんしりきしないむら)における製鉄所の建設を開始したことに伴い、松前藩(まつまえはん:現在の北海道松前郡)に招かれたため、箱館の地で鍛刀していました。

正雄の作風は、清麿一門の中で最も豪壮な刀であり、反りは浅くて身幅は広く、鋒/切先が延びた強い姿です。また、相州伝風の荒沸(あらにえ)本位の乱刃(みだれば)を焼き、とりわけ大互の目乱(だいぐのめみだれ)で焼きの頭(かしら)が角張った、頭の低い焼刃(やきば)を得意としています。

また、正雄の作刀は、1853年(嘉永6年)から1866年(慶応2年)の12年間のみであったことから、本刀も貴重な1振であると言えるのです。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「刀 銘 源正雄 文久三年八月日」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
特別保存刀剣
時代 時代
江戸時代 後期
(新々刀)
刀剣種別 刀剣種別
打刀
刀工 刀工
源正雄
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(武蔵国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
長さ 長さ
(cm)
70.3
反り 反り
(cm)
1

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