• 特別保存刀剣
  • 江戸時代 中期

せっつのかみみなもとまさともにゅうどうさく かんぶんじゅうねんいぬじゅういちがつじゅうよっか
ふたつどうさいだんうえおおわきげしたにのどう しばざきでんざえもんまさつぐ

刀 銘 摂津守源正友入道作
(截断銘)寛文十年戌十一月十四日
貳ツ胴截断上大脇毛下二ノ胴
柴崎伝左衛門正次(花押) /ホームメイト

刀 銘 摂津守源正友入道作(截断銘)寛文十年戌十一月十四日 貳ツ胴截断上大脇毛下二ノ胴 柴崎伝左衛門正次(花押)

「正友」は、陸奥国相馬中村藩(むつのくに・そうまなかむらはん:現在の福島県相馬市)6万石の藩主であった相馬家のお抱え刀工。しかし、寛文年間(1661~1673年)頃には山城国(やましろのくに:現在の京都府中南部)で、その後は江戸にも住して作刀を行なっていました。

本刀の(なかご)には「貮ツ胴截断上大脇下二ノ胴」という截断銘(せつだん/さいだんめい:実際に日本刀の切れ味を試した証しとして、茎に残した銘文)が切られていますが、これは罪人の首を切ったあと、試し切りのためにその体を2体重ね、骨の多い脇の下を一刀のもとに截断(せつだん/さいだん)するのに、本刀が用いられたことを意味しているのです。

また、この試し切りは、江戸時代初期の幕府における刀剣御試役「山野加右衛門」(やまのかえもん)の弟子であった「柴崎伝左衛門正次」(しばざきでんざえもんまさつぐ)によって行なわれたことが、同じく銘から窺えます。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「刀 銘 摂津守源正友入道作(截断銘)寛文十年戌十一月十四日 貳ツ胴截断上大脇毛下二ノ胴 柴崎伝左衛門正次(花押)」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
特別保存刀剣
時代 時代
江戸時代 中期
(新刀)
刀剣種別 刀剣種別
打刀
刀工 刀工
正友
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(陸奥国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
長さ 長さ
(cm)
71.2
反り 反り
(cm)
1.3

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「刀 銘 摂津守源正友入道作(截断銘)寛文十年戌十一月十四日 貳ツ胴截断上大脇毛下二ノ胴 柴崎伝左衛門正次(花押)」は江戸時代 中期に制作された刀剣・日本刀です。武器としてだけではなく、美術品としても人気の高い刀剣・日本刀。表示された詳細情報を通じて詳しくなったあとは、実際に観てみるのも良いかもしれません。
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