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かたな めい おおさかにおいていずみのかみくにさだこれをつくる

刀 銘 於大坂和泉守国貞作之 /ホームメイト

刀 銘 於大坂和泉守国貞作之

和泉守国貞」(いずみのかみくにさだ)は、1590年(天正18年)、日向国木花(ひゅうがのくにきばな:現在の宮崎県宮崎市大字熊野)の西教寺(さいきょうじ)で生まれました。住職の子であったため、同寺を継ぐ立場でありましたが、刀工になることを決意して、同じ日向国の出身であった先輩「堀川国広」(ほりかわくにひろ)を頼って京都に行き、その門下に入ったのです。

師であった国広が亡くなったあと、国広一門の中でも極めて優秀であった「越後守国儔」(えちごのかみくにとも)に師事。同門の「河内守国助」(かわちのかみくにすけ)と共に大阪に移住。両者は、「大坂新刀の祖」と称されています。

大業物」(おおわざもの)に列せられた国貞は、赤穂浪士四十七士のひとりである「堀部安兵衛」(ほりべやすべえ/ほりべやすびょうえ)が、高田馬場の敵討ちの際に、わざわざ旗本から借りて行った刀として知られています。

さらには、「勝海舟」(かつかいしゅう)の義理の従兄弟で、幕末の剣豪としても有名な「男谷精一郎信友」(おたにせいいちろうのぶとも)の愛刀も、和泉守国貞であったと伝えられているのです。

初期の国貞の作風は、身幅が広く反りの浅い姿に、その刃文沸本位(にえほんい)のよく揃った互の目(ぐのめ)乱れでしたが、晩年になると、互の目乱れの中にも刃色がよく冴えたものに変化し、美術的価値と実用性の両面をかね備えるようになりました。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「刀 銘 於大坂和泉守国貞作之」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
重要刀剣
時代 時代
江戸時代
(大坂新刀)
刀剣種別 刀剣種別
打刀
刀工 刀工
国貞(初代)
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(摂津国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
長さ 長さ
(cm)
69.8
反り 反り
(cm)
1.4

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「刀 銘 於大坂和泉守国貞作之」は江戸時代に制作された刀剣・日本刀です。武器としてだけではなく、美術品としても人気の高い刀剣・日本刀。表示された詳細情報を通じて詳しくなったあとは、実際に観てみるのも良いかもしれません。
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