伊勢神宮において、2013年(平成25年)10月に行なわれた第62回式年遷宮(しきねんせんぐう)。
約1,300年の長きにわたり繰り返し行なわれて来た国家行事であり、神道の最高司祭である天皇陛下が、国家安泰を願い、20年に1度、新たにすべての社殿を造営し、御神体を移すと共に、神の生命力を衰えさせることのないように、714種1,576点に及ぶ御装束や神宝をすべて忠実に新しく作り奉納しました。
本大刀(たち)も、1,300年前の御神宝と寸分違わずに制作された大刀で、第62回式年遷宮において天皇陛下が伊勢神宮に奉納された御神宝である大刀の貴重な影打作(かげうちさく:奉納される大刀の予備の作品)であり、無鑑査「廣木弘邦」によって制作されました。