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けん(つるぎ) めい ひぜんこくじゅうおうみだいじょうふじわらただひろさく

剣 銘 肥前国住近江大掾藤原忠廣作 /ホームメイト

剣 銘 肥前国住近江大掾藤原忠廣作

「近江大掾忠廣」は、「肥前刀」の名手・初代「忠吉」(ただよし)を父に持ち、肥前刀の基礎を強固なものにした名工です。

忠廣は、1632年(寛永9年)、19歳のときに家督を継いでから80歳で亡くなる直前まで作刀を続けており、新刀期の名工の中でも数多くの優品を量産したことで知られていますが、そのに「作」の字を切った物はほとんどなく、また、の制作も少なかったことから、本剣は非常に貴重な1振だと言えます。

同工作の剣は、そのすべてが寺社への奉納品であったと見られ、本剣についても、同様であったと推測されているのです。

刀身の表側には、太(ふとひ)と神号「天照皇太神」(あまてらすすめおおかみ)の彫り、裏側は、(なかご)に作者銘と年紀銘が見られます。年紀銘にある「辛巳」(かのとみ/しんし)のような「干支(十干十二支)」(えと/かんし[じっかんじゅうにし])名が切られるのは、何らかの特別な理由があったことによると考えられています。

本剣は、忠吉一門に伝わる直刃(すぐは)を焼いていますが、その鍛えは剣によく観られる柾目肌(まさめはだ)になっていることが特徴。また帽子は、表裏両側とも乱れ込んでいます。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「剣 銘 肥前国住近江大掾藤原忠廣作」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
保存刀剣
時代 時代
江戸時代 前期
(新刀)
刀剣種別 刀剣種別
刀工 刀工
近江大掾忠広(二代忠吉)
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(肥前国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
長さ 長さ
(cm)
40.2
反り 反り
(cm)
0

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「剣 銘 肥前国住近江大掾藤原忠廣作」は江戸時代 前期に制作された刀剣・日本刀です。武器としてだけではなく、美術品としても人気の高い刀剣・日本刀。表示された詳細情報を通じて詳しくなったあとは、実際に観てみるのも良いかもしれません。
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