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かたな めい やましろだいじょうふじわらくにかねかんえいじゅういちねんにがつひ

刀 銘 山城大掾藤原国包 寛永十一年二月日 /ホームメイト

刀 銘 山城大掾藤原国包 寛永十一年二月日

本刀は、守山藩(現在の福島県郡山市)2万石の松平家に伝来した、御家名物(おいえめいぶつ:大名家で秘蔵された名刀)の初代「国包」(くにかね/くにかん)です。

守山松平家は、徳川御三家のひとつ、水戸徳川家の支藩家で、水戸藩の祖「徳川頼房」(とくがわよりふさ)の4男「松平頼元」(まつだいらよりもと)が、常陸国額田(現在の茨城県那珂市)2万石を与えられ額田藩となったのが起源になります。

1700年(元禄13年)、頼元の跡継ぎである「松平頼貞」(まつだいらよりさだ)が、5代将軍「徳川綱吉」より、新たに守山2万石を与えられたため、額田藩の領地を水戸藩に返上し、正式に守山藩が立藩しました。

初代「国包」は、「伊達政宗」の命により、京都の「越中守正俊」(えっちゅうのかみまさとし)に師事。1626年(寛永3年)に「山城大掾」(やましろだいじょう)を受領。

その作風は、大和伝保昌派」(ほしょうは)の特徴を示し、地鉄(じがね)は柾目肌鍛(まさめはだきたえ)で、刃文は、直刃(すぐは)に浅い湾れ(のたれ)にほつれかかり、匂口明るく、砂流し金筋がかかります。帽子は、刃文が下へ戻らず刃先に延びている焼詰(やきつめ)です。

本刀の白鞘には、「号守山国包」、「本奥州守山候松平家之有」と明記されています。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「刀 銘 山城大掾藤原国包 寛永十一年二月日」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
重要刀剣
時代 時代
江戸時代 前期
(新刀)
刀剣種別 刀剣種別
打刀
刀工 刀工
仙台国包(初代国包)
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(陸前国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
守山藩松平家 →
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
長さ 長さ
(cm)
71.4
反り 反り
(cm)
2

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「刀 銘 山城大掾藤原国包 寛永十一年二月日」は江戸時代 前期に制作された刀剣・日本刀です。武器としてだけではなく、美術品としても人気の高い刀剣・日本刀。表示された詳細情報を通じて詳しくなったあとは、実際に観てみるのも良いかもしれません。
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