• 未鑑定
  • 平成時代

わきざし めい ひゅうがこくじゅうくにまさ へいせいにじゅうにねんはるきちじつ

脇差 銘 日向国住國正 平成二十二年春吉日 /ホームメイト

脇差 銘 日向国住國正 平成二十二年春吉日

脇差の作者である宮崎県の刀匠「松葉國正」(まつばくにまさ)は、11歳の頃より剣道を習い始め、その後、居合(いあい)や空手など武道の修行にも励み、それぞれの有段者でもある、異色の経歴の持ち主です。その中で松葉國正は、居合に用いる刀の制作を依頼したことがきっかけとなり、1983年(昭和58年)、刀匠になるために「小林康宏」(こばやしやすひろ)のもとへ弟子入りを果たします。

その後、兄弟子にあたる岡山県の刀匠「安藤広清」(あんどうひろきよ)にも師事して作刀技術を学び、1989年(平成元年)に、文化庁から作刀承認を受けました。

翌年、新作名刀展(現・現代刀職展)に初出品した1振が入選。以後、同展に毎年出品しており、落選することなく、寒山賞(かんざんしょう)や薫山賞(くんざんしょう)などの特賞や優秀賞を受賞しています。2008年(平成20年)には、新作名刀展の最高賞である日本美術刀剣保存協会会長賞を獲得し、2014年(平成26年)、に無鑑査刀匠に認定されました。

本脇差の刃文は、互の目乱れ(ぐのめみだれ)に所々丁子(ちょうじ)が交じり、刃縁(はぶち)には荒沸(あらにえ)や小沸が付き、匂口(においぐち)が締まって明るい刃となっています。

姿は身幅のある平造(ひらづくり)であるため、地景(ちけい)や地沸(じにえ)といった地中の働きもよく見ることが可能。本脇差は、松葉國正が得意とする「長船長義」(おさふねちょうぎ)に範を取った、「相伝備前」(そうでんびぜん)の作風が顕著に現れた1振です。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「脇差 銘 日向国住國正 平成二十二年春吉日」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
未鑑定
時代 時代
平成時代
(現代刀)
刀剣種別 刀剣種別
脇差
刀工 刀工
松葉國正
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(宮崎県)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
長さ 長さ
(cm)
32.4
反り 反り
(cm)
0.45

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「脇差 銘 日向国住國正 平成二十二年春吉日」は平成時代に制作された刀剣・日本刀です。武器としてだけではなく、美術品としても人気の高い刀剣・日本刀。表示された詳細情報を通じて詳しくなったあとは、実際に観てみるのも良いかもしれません。
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