戦国三英傑とは、数多くの武将達がしのぎを削り領土を取り合った戦国時代に、天下統一を目指した3人の戦国武将「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」のことです。
三英傑は、現在の愛知県に当たる尾張国・三河国出身であり、名古屋市に縁があります。このことから、名古屋では毎年、「名古屋まつり」と称して、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の戦国三英傑や鎧武者、従者などに扮し、約600人の豪華絢爛な「郷土英傑行列」を行なうのです。
こちらでは、時代を超えて人々に愛される戦国時代の三英傑、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康についてご紹介します。
「戦国三英傑の特徴と逸話」では、3人の性格をはじめ、いかにして彼らが戦国時代を生き抜いてきたのかという逸話を解説。「戦国三英傑の天下統一」では、3人にまつわる合戦の背景や戦略、そして後世に与えた影響などをご紹介します。

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戦国三英傑の特徴と逸話

「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」の3人が生きた戦国時代は、各地で戦乱が頻発していた時代です。そんな中、数々の戦いを制し天下統一への道を歩んだ3人は「三英傑」と呼ばれています。
「戦国の世」の時代を駆け抜けた3人の生き様を「三英傑」と呼ばれる由来から、じっくりと紐解いていきます。

戦国三英傑の関係性

戦国武将達の中で下剋上が当たり前であった戦国時代には、「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」の3人も時期によって立場が変わったことで、三者間での関係性に変化が見られました。その経緯などの詳細について、乱世と評される当時の時勢を踏まえながら、三英傑の関係性を2人ずつに分けて解説します。

戦国三英傑の家紋

日本特有の文化である家紋は、家柄や地位等によって異なります。戦国時代に活躍した戦国武将は、刀や甲冑に家紋を刻印していました。「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」の三英傑は、どのような家紋を使用していたのでしょうか。3人がそれぞれが使用していた家紋についてご紹介します。

戦国三英傑の天下統一

「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」の3人は天下統一までに数々の合戦で勝利を収めてきました。合戦において3人は、どのような戦略で勝利を収めてきたのかを、戦いが起こった経緯も踏まえて解説していきます。合戦における戦略と、その結果がもたらした影響などを合戦ごとに紐解いていきます。

戦国三英傑の年表

戦国三英傑の年表をまとめました。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の年表が横並びになっているので、その年に戦国三英傑がそれぞれどんなことを行っていたのか、分かりやすくなっています。
好きな戦国三英傑の年表を見てみたいとき、戦国三英傑の時系列をまとめて整理したいときにおすすめです。

西暦(和暦) 織田信長の年表 豊臣秀吉の年表 徳川家康の年表
1534年(天文3年)
尾張国で誕生
1537年(天文6年)
尾張国で誕生
1542年(天文11年)
三河国で誕生
1545年(天文14年)
織田信長の人質になる
1546年(天文15年)
元服
1547年(天文16年)
吉良大浜の戦いにて初陣
松平広忠が死去し、松平家当主になる
1549年(天文18年)
濃姫と結婚
1552年(天文21年)
織田信秀の死去により家督を相続
1554年(天文23年)
清洲城に移転
織田信長の奉公人になる
1555年(天文24年/弘治元年)
元服
1557年(弘治3年)
築山殿と結婚
1558年(弘治4年/永禄元年)
織田信行(信勝)暗殺
1560年(永禄3年)
桶狭間の戦い
1561年(永禄4年)
ねねと結婚
織田信長と和睦
1562年(永禄5年)
織田信長と清州同盟
1563年(永禄6年)
居城を小牧山城に移転
三河国統一し、徳川家康と名乗る
1566年(永禄9年)
美濃侵攻のため、墨俣城を築城
1568年(永禄11年)
上洛し、将軍職就任
1570年(永禄13年/元亀元年)
姉川の戦い 本拠地を移し、浜松城を築城
1571年(元亀2年)
比叡山延暦寺を攻撃
1572年(元亀3年)
羽柴氏に改名
1573年(元亀4年/天正元年)
足利義昭を畿内から追放
室町幕府滅亡
1574年(天正2年)
1575年(天正3年)
1576年(天正4年)
安土城の築城開始
楽市・楽座
1577年(天正5年)
信貴山城の戦い
1579年(天正7年)
築山殿を殺害
徳川信康を切腹させる
1580年(天正8年)
東国まで支配を拡大
石山本願寺と和睦
1581年(天正9年)
京都御馬揃え
1582年(天正10年)
本能寺の変
(織田信長死去
1583年(天正11年)
1584年(天正12年)
1585年(天正13年)
紀伊国、四国地方を平定 関白の座に就く
1586年(天正14年)
豊臣の姓を賜る
太政大臣に就任
豊臣秀吉に臣従 居城を駿府城へと移す
1587年(天正15年)
北野大茶湯
聚楽第を構える
1588年(天正16年)
刀狩令、及び海賊停止令
1590年(天正18年)
小田原征伐
江戸城に入城
1591年(天正19年)
奥州平定 太閤就任
名護屋城の築城開始
1592年(天正20年/文禄元年)
1593年(文禄2年)
側室・淀殿が、豊臣秀頼を出産
1597年(慶長2年)
1598年(慶長3年)
醍醐の花見
病により死去
五大老筆頭に任命
1600年(慶長5年)
1603年(慶長8年)
征夷大将軍に任命され、江戸幕府を開く
1605年(慶長10年)
将軍の座を三男・徳川秀忠へ譲る
1607年(慶長12年)
駿府城へ移る
大御所となる
1614年(慶長19年)
1615年(慶長20年/元和元年)
1616年(元和2年)
駿府城にて死去
三英傑ゆかりの名刀
様々な「名刀」と謳われる刀剣を詳しくご紹介します。

戦国三英傑の
主な合戦地図

戦国三英傑とゆかりのある主な合戦は、日本各地で起こりました。各合戦の名前と場所を地図でご確認いただけます。どの合戦も、後の歴史に大きく関わる合戦と言えます。各記事の内容と合わせてご覧いただくと、より一層理解が深まります。

戦国三英傑の句・落首・名言

戦国三英傑の句・落首(風刺・嘲弄の意味を込めたざれ歌)・名言をまとめました。「鳴かぬなら」ではじまる句、戦国三英傑の天下統一を表した歌などを掲載。戦国三英傑それぞれの性格や信条を知りたいときにおすすめです。なかでも名言は現代にも通じる部分があります。

三英傑の句

  • 「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
    (織田信長の性格を表現した句)

  • 「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
    (豊臣秀吉の性格を表現した句)

  • 「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
    (徳川家康の性格を表現した句)

三英傑の落首

  • 「織田がつき 羽柴がこねし 天下餅 すわりしままに 食うは徳川」
    (三英傑の天下統一を表現した歌)

三英傑の名言

織田信長の名言

    • 「是非に及ばず」

    • 「人間五十年 化天(下天)のうちを比ぶれば 夢幻の如くなり
      一度生を受け 滅せぬもののあるべきか」

    • 「才のある者は、鍛錬を怠る、自惚れる。 しかし、才がない者は、日々努力する。」

豊臣秀吉の名言

    • 「負けると思えば負ける、勝つと思えば勝つ。逆になろうと、人には勝つと言い聞かすべし。」

    • 「人と物争うべからず、人に心を許すべからず。」

    • 「主人は無理をいうなるものと知れ。」

徳川家康の名言

    • 「人の一生は、重き荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば、不足なし。」

    • 「勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。」

    • 「己を責めても人を責めるな。」

戦国三英傑の事業承継・後継者対策

現代においても事業承継、及び後継者対策は重要ですが、戦国三英傑の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康もそれぞれ事業承継・後継者対策を行っていました。「戦国三英傑/戦国三英傑の事業承継・後継者対策」では、戦国三英傑が実施していた対策について詳しくご紹介していきます。

戦国三英傑の
オリジナル甲冑イラスト

戦国三英傑のオリジナル甲冑イラストをご覧ください。

豊臣秀吉、織田信長、徳川家康
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刀剣・日本刀に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けする、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の「戦国三英傑」ページです。「戦国三英傑」とは、現在の愛知出身で天下統一を目指した「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」の3武将のことです。戦国三英傑の他に、三英傑、郷土三英傑、戦国の三傑などの呼び方があります。
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