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歴女におすすめのお祭り
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勇壮な合戦絵巻に鉄砲隊の演武、甲冑姿の武者達や、姫を乗せた輿(こし)の行列など、歴女の心を躍らせるイベントが目白押し。それが、戦国武将ゆかりのお祭りです。現在、全国各地で戦国武将にまつわるお祭りが開催され、毎年多くの観客を集めています。お祭りでは、歴史の教科書や時代劇でしか観ることのできなかった戦国時代の風景が、まさに目の前で再現されるのです。歴女のみなさんもその世界へいざなわれ、迫力に圧倒されることでしょう。そんな全国の名だたるお祭りのなかから、山梨県甲府市の「信玄公祭り」、京都府京都市の「時代祭」(じだいまつり)、愛知県名古屋市の「名古屋まつり」、福島県相馬市の「相馬野馬追」(そうまのまおい)の4つをピックアップ。歴女におすすめのお祭りとして、特徴や見どころをご紹介します。

武田信玄の遺徳を偲ぶ「信玄公祭り」

甲斐国(現在の山梨県)を治めた「歴女からの人気も高い新潟県)の「長野県北部)の覇権を争った5次に亘る「

1,000名を超える軍勢が出陣!

そのなかでもメインとなるのが、山梨県甲府市の中心街を舞台とした「甲州軍団出陣」です。これは、武田信玄の重臣「武田二十四将」をモチーフとした時代行列で、県内各地から集結する軍勢は1,000名以上。武者行列の規模としては抜きん出ています。

舞鶴城公園

舞鶴城公園

JR甲府駅」にもほど近い「舞鶴城公園」で執り行なわれる「出陣の儀式」、「三献の儀」は、勇ましくも厳かな雰囲気に包まれ、見る者の身も引き締まるようです。

そのあとに、「風」、「林」、「火」、「山」の各軍団が出陣。夕刻の甲府市内を馬に乗った武田信玄と武田二十四将が、おのおの徒歩の軍勢を率いて練り歩きます。

川中島への出陣を再現した壮大な行列は、歴女達の気持ちを掴んで放すことはありません。

また、俳優など有名人が武田信玄に扮するのも大きな見どころのひとつ。さらに、NHK大河ドラマ「風林火山」の放送が決まると、2006年(平成18年)からは、武田二十四将のひとりでもある軍師

歴史絵巻が京を彩る「時代祭」

時代祭」(じだいまつり)は、平安遷都1,100年を記念し、1895年(明治28年)に始まった「平安神宮」(京都市左京区)の大祭です。毎年、京都の誕生日と言われている10月22日に執り行われます。

葵祭」、「祇園祭」と並ぶ「京都三大祭り」のひとつにも数えられ、京都市民が主体となって行なわれるメイン行事の「時代祭行列」は、総勢2,000名が参加する一大行列。「明治維新時代」、「江戸時代」、「安土桃山時代」、「室町時代」、「吉野時代」、「鎌倉時代」、「藤原時代」、「延暦時代」という8つの時代をさかのぼり、それぞれの行列が秋の京都を華やかに彩ります。

伝統が活きる衣装にも注目を!

時代祭

時代祭

豪華絢爛な行列のなかでも、特に歴女が見逃せないポイントは、参加者が身に付けている衣装や、調度、祭具12,000点にもなるこれらの品々は、綿密な時代考証に基づき、伝統工芸が持つ技術の粋(すい)を集めて復元された本物。

そこには、京都が1,000年の間、都として守り抜いてきた文化の歴史が息づいているのです。

この時代祭行列が歩むルートは、「京都御所」を出発地として京都市役所の前を通り、平安神宮へ至るおよそ2km。京都市の中心街を通るので、お祭り見物の傍ら近隣の名所・旧跡を訪れるのもおすすめです。歴女ならではの視点で、京都の新しい魅力を見付けてみましょう。

三英傑が200万人を集める!?「名古屋まつり」

名古屋まつり」は、毎年10月中旬の2日間に開催。「名古屋城」(愛知県名古屋市中区)や、名古屋の中心街を縦断する「久屋大通公園」などをメインの会場として、多彩なパレードやイベントを楽しむことができます。

その規模は、大都市・名古屋らしく盛大で、2日間を通して名古屋市の人口に迫る約200万人の観客を集めるほど。地元ではない歴女のみなさんも、名古屋まつりについては、耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「戦国三英傑」の特徴や逸話、合戦の背景。そして後世に与えた影響などをご紹介します。
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特別史跡 名古屋城へ行こう! In名古屋城(愛知県名古屋市)
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勇壮にして華麗な「郷土英傑行列」

郷土英傑行列

郷土英傑行列

ここでは歴女向けに、お祭りの中心となる「郷土英傑行列」をご紹介しましょう。郷土英傑行列に登場するのは、尾張名古屋ゆかりの戦国武将、「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」の「三英傑」です。

行列の先陣を切るのは、騎馬姿も凛々しい織田信長。次に、名古屋中村で足軽の子として生まれながら天下を取った豊臣秀吉。そして、天下泰平を実現した徳川家康が行列のラストを飾ります。

三英傑はいずれも大勢の家臣や、あでやかな衣装のを率いており、その人数はおよそ600人。名古屋の街が戦国絵巻一色となる光景には、歴女のみなさんも感嘆の声を上げずにはいられないでしょう。

行列の道中では、三英傑の軍勢による火縄銃や竹槍の実演を見ることができます。戦国時代の合戦を再現した臨場感あふれる演技には、歴女ならずとも目が釘付けです。

合戦さながらの騎馬戦に息をのむ「相馬野馬追」

毎年7月下旬の3日間、福島県相馬市で開催される「相馬野馬追」(そうまのまおい)の起源は、およそ1,000年前の「平将門」までさかのぼります。野馬を放ち、敵兵に見立てて軍事訓練を行なったことが、このお祭りの由来と言われているのです。

相馬野馬追は、1日目の「宵乗り」(よいのり)から始まります。出陣の儀式が執り行なわれたのち、騎馬武者達が列を作って出陣。南相馬市原町にある「雲雀ヶ原祭場地」(ひばりがはらさいじょうち)へ向かい、そこでは「宵乗り競馬」が開催されます。

2日目にあたる「本祭り」の主な神事は、騎馬武者による「甲冑競馬」と「神旗争奪戦」(しんきそうだつせん)です。そして3日目は、馬を捕らえて「相馬小高神社」(そうまおだかじんじゃ:福島県南相馬市)へ奉納する「野馬懸」(のまかけ)が行なわれ、お祭りは大詰めとなります。

平将門
戦国武将を主に、様々な珍説をまとめました。

歴女の声援にも熱が入る「神旗争奪戦」

神旗争奪戦

神旗争奪戦

3日間に及ぶお祭りのなかでも、最も観客を熱くするのが神旗争奪戦ではないでしょうか。

これは、雲雀ヶ原祭場地に集った騎馬武者達が、花火で打ち上げられて舞い落ちてくる御神旗を奪い合う行事です。

参戦する騎馬武者は約500騎。花火1発ごとに2本の御神旗が上げられると、舞い降りてくる地点を目指して、騎馬武者達が我先にと殺到します。

巧みに馬を操りながら、押し合い圧し合いする様は、激しい合戦そのもの。落馬してしまう武者もおり、その迫力は並ではありません。

御神旗を勝ち取った騎馬武者は、観客席の傍らにある「羊腸の坂」(ようちょうのさか)を駆け上り、本陣山の山頂へ至ります。そこで、観客の拍手に包まれながら、神社からの御礼と副賞を受け取るのです。

歴女のみなさんも騎馬武者達に声援を送り、勇壮なお祭りを満喫してみてはいかがでしょうか。

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歴女におすすめの浮世絵

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歴女に人気の戦国武将

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新撰組とは

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歴女におすすめの甲冑

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御城印とは

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