クライマックス・アクションゲーム【ベヨネッタ】(2009年〔プラチナゲームズ〕開発・〔セガ〕発売)。プレイヤーは記憶を失った魔女ベヨネッタを操作し、襲ってくる天使を倒す。武器は四丁一組の愛銃と自身の長い髪の毛を使った魔法、そして妖刀・修羅刃など。
(■飛び道具+刀剣を駆使する国産アクションゲームへ)
64ビット時代を迎えた国産の家庭用ゲーム機の三つ巴の均衡が崩れる頃、海外発の家庭用ゲーム機が日本国内に登場します。グラフィックの表現力が飛躍的に高まり、アクションゲームが人気となります。この海外発の家庭用ゲーム機では、国産のソフト開発メーカーは海外を意識した時代考証にとらわれない内容に取り組みます。また海外作品の多くを日本語版でも楽しめ、国産と海外との刀剣描写との違いが浮き彫りになります。
PlayStation2、通称プレステ2が発売された年(2000年3月4日発売)、パソコンをより身近な存在にしたソフト開発メーカーが家庭用ゲーム機への参入を発表します(2000年3月10日)。パソコン用オペレーティングシステム、Microsoft Windows 95(32ビット)を開発したメーカーです。
この頃、日本の当時の三大家庭用ゲーム機のメーカー(任天堂・セガ・ソニー)から1社(セガ)が家庭用ゲーム機からの撤退を発表し(2001年1月)、変革の時期を迎えていました。
その海外発の家庭用ゲーム機は参入発表の翌年、Xboxの名前で登場します(2001年11月15日アメリカ合衆国発売)。CPU(中央処理装置)の演算処理能力は32ビットです。日本国内ではその翌年発売されました(2002年2月22日発売。価格34,800円)。
パソコン志向を基礎とするこの新しい家庭用ゲーム機では、オンラインゲーム(コンピュータ同士がネットワークでつながった状態)やボイスチャット(コンピュータネットワーク上で音声メッセージの交換機能)を可能にする機能(Xbox live)の搭載が大きな特徴でした(Xbox liveのサービス開始はアメリカ合衆国2002年、日本国内2003年)。
また、別途オプションによって当時は高額だったDVDプレイヤーに。映像面では高解像度・高精細画質のハイビジョン(ハイデフィニション)に対応したD端子を搭載、音声面では高品位の立体音響5.1chのドルビーデジタル出力など、ホームシアターシステムにも対応しました。
Xboxでは本体の発売に合わせ、他の家庭用ゲーム機やパソコンゲームで人気となっていた作品シリーズを中心に12タイトルを同時発売します(【幻魔 鬼武者】、【信長の野望 嵐世記】など)。
第2弾のタイトルには2本が続き、その1本は、歌舞伎を題材にした剣戟(けんげき:刀剣による斬り合い)による東海道巡業アクションゲーム【斬 歌舞伎】(ざんかぶき:2002年〔ライトウェイト〕開発・〔元気〕発売)でした。
斬 歌舞伎の「旅興行」モードでは、プレイヤーは旅の一座の歌舞伎役者3人(景清・右近・定九郎)を操作。江戸から東海道を通って巡業を続け、各地で喧嘩をしながら京を目指します。
海外版のタイトルは【KABUKI WARRIORS】です。
斬 歌舞伎発売の翌月、アクションシューティングゲーム【ガンヴァルキリー】(2002年〔スマイルビット〕開発・〔セガ〕発売)が発売されます。
同作では、プレイヤーは19世紀大英帝国を生きるハレー超人(ハレー彗星の力によって誕生した特殊な存在)の男女を操作し、大英帝国の植民地惑星で生じた開拓民消滅の謎の調査、それに付随する巨大生物の退治に挑みます。
プレイヤーが操作するキャラクターは、男女選択が可能で、共に射撃武器を手に空中を飛び回ります。機動性の高い女性(ケリー)に対し、攻撃力の高い男性(サブロウタ)は侍がモデルで和洋混在のゲームでした。
Xboxでは、国内のソフト開発メーカーによる海外向けを大きく意識した和風のアクションゲームは続きます。
3DアクションRPGが掲げられた平安時代を舞台にした和風アクションゲーム【O・TO・GI ~御伽~】(おとぎ:2002年〔フロム・ソフトウェア〕) では、プレイヤーは巫術士(ふじゅつし)・頼光(ライコウ)を操作します。
朝廷配下で人の死を扱う巫術士だった頼光は自身の父の死を扱うことを放棄して逃走。その後、朝廷が崩壊した際に頼光も死を迎えるも謎の人物(ヨモツヒラサカ)によって復活。朝廷を崩壊させた闇の力・妖鬼達を倒す戦いに贖罪として臨みます。
軽やかに飛び回れる力も持つ頼光の主要な武器は、剣と巫術です。また「超破壊の創造美」が謳われたこのゲームでは、剣で敵以外の様々なオブジェクトを斬ることができました。
同作は第2弾(2003年)も続き、使用可能なキャラクターが源頼光(ミナモトノライコウ)を含め6人となりました(坂田公時・渡部綱・碓井貞光・卜部季武の四天王と安倍清明)。
中世日本の戦国時代を舞台にした、二刀流剣戟アクションゲーム【魔牙霊 -magatama-】(2003年〔日本マイクロソフト/マイクロソフトゲームスタジオ〕)では、プレイヤーはイズモ出身の神殺師(かみごろし)・シナトを操作します。
敵はアシカガ幕府に対しクーデターを企て、異界の妖怪の力を利用した異形の僧正モンカンと山の民ミカヅチです。異形の者を退治する力を持つ神殺師である主人公は、主要な武器・二刀流、そして太古の力・オロチで敵に立ち向かいます。
魔牙霊 -magatama-はマイクロソフトゲームスタジオが日本市場を意識し、同社の日本チームが初めて制作しました。
麻雀ゲーム【信長麻雀】(2003年〔メディアリュウム〕開発・〔イーフロンティア〕発売)では、プレイヤーは織田信長となって史実の合戦が見立てられた15の対局(桶狭間の戦い、姉川の戦い、長篠の戦いなど)を楽しみます。「士気」の数値が対局に影響し、卓を囲む史実をふまえた戦国武将の味方・敵具合によって運気が変わります。キャラクターデザインは劇画家・池上遼一です。
海外向けが意識されたXboxのソフトでは、業務用ゲーム(アーケードゲーム)として海外で人気だった忍者もののシリーズが3Dで復活します。
忍者アクションアドベンチャーゲーム【NINJA GAIDEN】(2004年〔チームニンジャ/テクモ〕)です。同作ではプレイヤーは龍剣を武器とする青年忍者を操作。一族の里で守り続けてきた魔刀を奪った敵を追い、その奪還に挑みます。血しぶきが飛ぶそのバトル描写から17歳以上が対象となっています。
また、NINJA GAIDENではXbox liveの仕様が活かされます。オンラインを通じて追加データ(敵キャラクター、武器など)がダウンロードできました。
Xboxはアメリカ合衆国発売から4年後、後継機Xbox 360が続きます(日本発売はアメリカ合衆国発売の1カ月後となる2005年12月10日。価格39,795円)。
同機は、CPU(中央処理装置)の演算処理能力は独自開発の64ビット+独自開発の演算処理ユニット128ビットとなりました。さらに高画質・高精細となり、サウンド機能も充実します。
以後、ハードディスク(HDD)の容量、映像出力デバイス(HDMI)、無線コントローラなど定期的に仕様が更新されました。
Xbox 360では本体発売と同時に、別の家庭用ゲーム機の人気シリーズを含む多彩なジャンルを6タイトル同時発売しました。その翌年、刀剣が登場する同機オリジナルの作品が登場します。
一騎当千型(一人で千人の敵に対抗するゲーム仕様)のアクションゲーム【ナインティナイン・ナイツ N3】(2006年〔キューエンタテインメント〕〔Phantagram〕〔Blueside〕開発・〔マイクロソフト〕販売)です。
同作では、プレイヤーは高名な戦士だった父をゴブリン(悪い精霊)に殺された女性騎士をまずは操作します。大剣とオーブ(石の力)で発揮できる大技を武器に、大群の敵に挑みます。99日の夜(闇)が明けると待っているとされる100日目の朝(光)を目指します。
一度目のクリア以降、二刀流のゴブリン族の戦士を含む6人のキャラクターから主人公が選択可能となり、人間の側(光)とゴブリンの側(闇)など様々な視点からの物語を体験することになります。
ナインティナイン・ナイツ N3は、韓国と日本のソフト開発メーカーが組んだ多国籍作品でした。開発は、中世を舞台にしたアクションRPGで韓国初のXboxソフトとなった【キングダムアンダーファイア】(2004年〔Phantagram〕開発・〔マイクロソフト〕販売)を制作した韓国のメーカーです。
ナインティナイン・ナイツ N3の日本人プロデューサーは同作の世界観について、「ゲーム全体として、アジアでも欧米でも遊んでもらえるようなものを目指しました。でも、あまり日本的すぎると世界では厳しいし、アメリカ的すぎれば今度は日本で厳しい。(中略)アジアでも欧米でも受けるポイントを探って」と述べました(水口哲也)。
Xbox 360は日本国内では、ロールプレイングゲーム(RPG)【ブルードラゴン】(2006年〔ミストウォーカー〕〔アートゥーン〕開発・〔マイクロソフト〕販売)が最初のヒット作となります。
家庭用ゲームの人気RPGシリーズ【ファイナル・ファンタジー】の制作陣(坂口博信・植松伸夫など)が独立し、新たにハワイを拠点に興したソフト開発メーカーが初めて手がけました。
キャラクターデザインは漫画家・鳥山明です。同年、食玩(ガムのおまけ)化。翌年、漫画化・テレビアニメ化・カードゲーム化のメディアミックスがなされ、2007年度日本ゲーム大賞・優秀賞を受賞しています。
ブルードラゴンでは、プレイヤーは古代文明が滅んだ時代を生きる少年達を操作し、世界を滅ぼそうとする存在と戦います。武器は剣の他、巨大生物となる「影」です。
翌年、ハワイを拠点とするこの開発メーカーは、RPG【ロストオデッセイ】(2007年〔ミストウォーカー〕〔フィールプラス〕〔マイクロソフト〕開発・〔マイクロソフト〕販売)を発表します。
プレイヤーは1000年生きている死ねない男(現在はとある王国で剣を武器とする傭兵)とその仲間を操作します。主人公は王国の宮廷魔術師からの依頼を受けて謎の調査に乗り出すなかで、自らの失っていた記憶を取り戻していきます。
ゲーム内で断片的に登場する過去の記憶の物語「千年の夢」は作家・重松清が担当。メインキャラクターデザインは漫画家・井上雄彦です。
以後も国内のソフト開発メーカーによる、Xbox 360のオリジナルRPGは続きます。
主人公の男性旅芸人(剣術使い)を操作する月の力を巡って繰り広げられるRPG【インフィニット アンディスカバリー】(2008年〔トライエース〕〔フィールプラス〕開発・〔スクウェア・エニックス〕発売)。妹をさらわれた青年(武器は剣)を主人公に4種族が謎の物体レムナントを巡って争うRPG【ラスト レムナント】(2008年〔スクウェア・エニックス〕)などです。
Xbox 360のソフトの売上面では、それまでの家庭用ゲーム機で人気となったRPGのシリーズ作が上位を占めました(【スターオーシャン4 THE LAST HOPE】、【テイルズ オブ ヴェスペリア】)。
また、他社の64ビット(独自開発の演算処理ユニットの性能から128ビット表記)の家庭用ゲーム機PlayStation 3、通称プレステ3(2006年11月11日発売)が登場すると、両機で同時発売をするソフトも数多く制作されます。
なかでも、不治の病の一人娘のために娘をさらった魔王と戦う父親(主要な武器は剣)を操作するアクションRPG【ニーア ゲシュタルト】(2010年〔キャビア〕開発・〔スクウェア・エニックス〕発売)は、プレステ3版では不治の病の妹のために戦う兄を操作する【ニーア レプリカント】(2010年〔キャビア〕開発・〔スクウェア・エニックス〕発売)となり、2作は同時発売されました。両版共に17歳以上が対象の内容です。
Xbox 360のソフトを手がける国内の開発メーカーは、海外のユーザーを強く意識したアクションゲームをその後も展開します。
17歳以上対象のアクションアドベンチャーゲーム【ニンジャブレイド】(2009年〔フロム・ソフトウェア〕開発・〔マイクロソフト〕発売)では、プレイヤーは日系アメリカ人の忍者(国連災害対応機関GUIDE隊員)ケン・オガワ(小川剣)を操作し、東京を騒がす寄生虫退治に取り組みます。
主人公は軽やかに空を飛び、3種類の刀剣(断鬼の太刀・破岩の大剣・飛燕の双剣)を使い分けます。そして手裏剣は不思議な力(風・火・雷の石の使用による特殊技)を放ちます。
物語の冒頭ムービーシーンでは、東京上空を飛ぶ輸送機から飛び降りる任務の直前、主人公は父カンベエ・オガワ(小川勘兵衛)からニンジャブレイドを手渡されます。
同年、Xbox 360版とプレステ3版とが同時発売された17歳以上対象のクライマックス・アクションゲーム【ベヨネッタ】(2009年〔プラチナゲームズ〕開発・〔セガ〕発売)では、プレイヤーは記憶を失った魔女ベヨネッタを操作し、襲ってくる天使を倒します。
激しく飛び回れる主人公ベヨネッタは、四丁一組の愛銃と自身の長い髪の毛を使った魔法を主要な武器とし、妖刀・修羅刃(しゅらば)も使用可能です。
使用する武器は、魔界の名工・ロダンから手に入れます(ベヨネッタが倒した天使などから入手した天使のレコードと交換する設定)。ロダン(毎回どこからか手配し血まみれで手配してくる設定)は銃器が中心のなか、妖刀・修羅刃も用意します。
ベヨネッタは、のちに他社の家庭用ゲーム機で第2弾が発売。その前年にはアニメ映画化されました(2013年)。
ベヨネッタは、プレステ1で「サバイバルホラー」のジャンルを普及させることになったサバイバルゲーム【バイオハザード】(1996年〔カプコン〕)シリーズや、プレステ2で洋風のスタイリッシュハードアクションゲームで3Dアクションゲームの金字塔とされる【デビルメイクライ】(2001年〔カプコン〕)を手がけたソフト開発メーカーの担当者のひとりが独立後、開発。その手法が息づいています。
ゲーム開発が多国籍化する時代、さらに多国籍なアクションゲームは続きます。
プレステ3版と同時発売されたアクションゲーム【エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン】(2011年〔イグニッション・エンターテイメント〕)は、イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)のソフト開発メーカーの日本支社が手がけました。
プレイヤーは旧約聖書のひとつ【エノク書】に基づく物語世界のなかで、神に認められた人間を操作し、武器(剣のごとく剛直で鞭のごとくしなやかなアーチ)を手に堕天使達をつかまえます。
「エルシャダイ(全能の神)」、「アセンション オブ ザ メタトロン(ユダヤ教の天使・メタトロンの昇天)」のタイトルによる独自の世界観に基づく同作は、日本ゲーム大賞2010・フューチャー部門を受賞。外伝の漫画化・小説化もなされました。
タクティカルアクションゲーム【TROY無双】(2011年〔チーム・タキオン/テクモコーエーカナダ〕開発・〔コーエーテクモゲームス〕発売)は、国内のソフト開発メーカーのカナダ支社が手がけました。海外ではプレステ3版が先行、国内ではプレステ3版とXbox360版とが同時発売されました。
プレステ2で一騎当千型のアクションゲームの端緒となった「無双シリーズ」を、トロイ戦争を題材とした仕様です。北米と欧州のユーザーを意識し、カナダ支社からの提案によってこの題材が選ばれました。
Xbox360では、刀剣が登場する海外作品を日本語版として数多く楽しむことができました。そのなかには賞を受賞した作品がいくつもあります(その多くはパソコン版・プレステ3版とXbox360版と同時発売)。
フランス共和国発の暗殺アクションゲーム【アサシン クリードⅡ】(2009年〔Ubisoft Montreal studio〕開発・〔ユービーアイソフト〕日本発売)は、日本ゲーム大賞2009・フューチャー部門受賞やギネス記録(一作のゲームで雑誌の表紙を飾った最多数)、アメリカ合衆国のSpike TV Video Game Awards2009・最優秀アクションアドベンチャーゲーム受賞などを受賞しています。
18歳以上が対象のこのゲームでは、プレイヤーはルネサンス期のイタリア半島(フィレンツェ共和国など)を舞台に暗殺者(アサシン)の血を受け継ぐ青年(武器はアサシンブレードなど)を操作し、一族を没落に追い込んだ敵に復讐します。
フランス共和国発のRPG【ドラゴンエイジ:オリジンズ】(2011年〔BioWare〕開発・〔スパイク〕〔エレクトロニック・アーツ〕日本発売)は、Spike TV Video Game Awards2009最優秀PCゲーム及び最優秀RPG受賞などを受賞しています。
17歳以上が対象のこのゲームでは、プレイヤーはとある小国を救う英雄を操作し、仲間を集めて魔物退治に取り組みます。
同作はシリーズ化され、多彩な性的指向をふまえた第3弾も数多くの賞を受賞し、GLAAD(Gay & Lesbian Alliance Against Defamation)メディア賞・審査員特別賞を贈られています。
フランス共和国発のステルス(隠密)アクションアドベンチャーゲーム【ディスオナード】(2012年〔Arkane Studios〕開発・〔ベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジア〕日本発売)は、イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)のBritish Academy Games Awards2012ベストゲーム賞を受賞しています。
18歳以上が対象のこのゲームでは、プレイヤーは女王暗殺の汚名を着せられたもと・王室護衛官の青年(武器は剣・銃・弓など)を操作し、その復讐に臨みます。ディスオナードは、汚名を着せられたなどを意味します。
さらに後継機Xbox ONEがアメリカ合衆国で発売(2013年)。日本でも翌年発売されました(2014年9日4日発売。価格39,980円)。現在シリーズ最新の同機では日本国内のソフトは海外作品が中心となっています。
Xbox ONEの多くのソフトでも、PlayStation 4、通称プレステ4(2013年11月15日発売)登場後は両機での同時発売の開発がなされました。
その1本、アメリカ合衆国発のオープンワールド(画面の切り替えがなく行動範囲が途切れない仕様)のダークファンタジーアクションRPG【シャドウ・オブ・モルドール】(2014年〔Monolith Productions〕開発・〔ワーナー エンターテイメント ジャパン〕日本発売)は、アメリカ合衆国で開催された世界最大のゲーム開発者会議Game Developers Conference 2015にて大賞ゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
18歳以上が対象のこのゲームでは、プレイヤーは妻と子そして自分自身も殺されるもその復讐心から幽鬼として蘇った男性主人公(武器は長剣・短剣・弓)を操作し、復讐に臨みます。その舞台は、J・R・R・トールキンの長編小説【指輪物語】に登場する「中つ国」の東にある冥王サウロンの国モルドールです。
アメリカ合衆国発の新世紀の家庭用ゲーム機では、グラフィックの表現力が飛躍的に高まり、アクションゲームが人気となりました。国産のソフト開発メーカーは、海外向けを意識した時代考証にとらわれない内容に取り組み、刀剣+飛び道具(魔法や銃器)の組み合わせによるアクションゲームが主軸となりました。