緋絲威
ひいとおどし
植物の茜草の根を原料とする、やや黄色みのある鮮やかな赤(緋色)で染めた糸で威し(おどし:結び合わせ)た物。「緋色」(ひいろ)とは、平安時代から使われた日本の伝統的な色。
チベット地方のヤクの毛や馬の尻毛を輪っかにして、布や皮の紐で鉢の下部分のまわりを巻いた物。シコロ(兜の後ろから首まわりを守る部分)を覆うように付けられた物。装飾の他に、雨露から兜(かぶと)を守る目的もあった。
戦国時代に使われた種火が付いた縄(火縄)で、火薬に点火し弾を撃つ銃。火縄で点火する方式を「マッチロック式」と言う。「中筒」は六匁筒(ろくもんめづつ:口径15.8mm)程度、「士筒」(さむらいづつ)は十匁筒(じゅうもんめづつ:口径18.7mm)程度の物を指し、弾丸の重量によって分類された物もある。