部位

彫物 ほりもの/ホームメイト

彫物

刀身に施された彫刻のことで、制作者や所有者の宗教観などが表れやすい部位。梵字(ぼんじ)、三鈷柄(さんこづか)や不動明王といったモチーフが代表的である。古墳時代においては、豪族間で権力の象徴としての刀身彫刻が施され、武士による統治が行なわれるようになって以降は、の強度を落とさず軽くする役割としての(ひ)が施されるようになった。戦乱の世において信仰の対象が彫られたあと、平和な時代になると漢詩、和歌などの装飾的な物が多く彫られるようになった。

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