刃文

互の目乱れ ぐのめみだれ/ホームメイト

互の目乱れ

碁石が連続したような波型の刃文のこと。

名称の由来は、碁石を横から見た形と似ているためで、古くは「碁の目乱れ」と表記した。なお、研師の家系である竹屋流では、互の目乱れ(ぐのめみだれ)を「横乱れ」と言い表していたと言われている。

形状によって様々な名が付けられている。

尖り互の目(とがりぐのめ)別名・三本杉(さんぼんすぎ)は、杉の先端のように尖った特徴的な互の目が、3本連続で焼かれている模様を指す。五箇伝(ごかでん)のひとつ美濃伝の名工「孫六兼元」(まごろくかねもと)が焼いたことで知られる。

片落ち互の目は、肩落ち互の目とも書かれる、備前国(現在の岡山県)で活躍した刀工「備前長船景光」(びぜんおさふねかげみつ)が創始したと言われる互の目のこと。互の目乱れの肩(頭)が鋒/切先(きっさき)側から抑えられ、(はばき)寄りに傾いた形状をしている。

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